コラム– category –
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【解説】地価で見る宗像市│住宅地は交通利便性の良否で地価は二極化(R7地価公示)
宗像市は福岡県北部に位置し、福岡市と北九州市の中間地点という地理的メリットを持つ市です。 自然と歴史に恵まれた地域でありながら、JR鹿児島本線や国道3号線沿いなど、交通利便性の高いエリアも数多く、近年では住宅地としての注目度も高まりつつあり... -
不動産市況の景気動向指数(DI調査)令和7年1月実施│福岡県全域で「上昇感に落ち着きを実感」との回答が最多
DI調査から見る市場の体感値 公益社団法人福岡県不動産鑑定士協会が年に2回、宅地建物取引業者を対象にアンケート調査を実施し、不動産市況の先行きについて指数化しています。 「DI調査」(Diffusion Index=景気動向指数)は貴重な情報です。 不動産鑑定... -
【調査】福岡県全域の農地・林地の価格(2024年度)│農地・林地は宅地化要素の有無で価格水準が変わります
こんにちは、不動産鑑定士の上銘です。 この記事では、2024年度の福岡県全域における農地・林地の価格動向を書いていきます。 特に、一般には情報が出回りにくい農地・林地の価格相場について、国土交通省の信頼できるデータをもとに読み解いていきます。 ... -
【調査】FJプライベートリート投資法人の投資方針は?│福岡都市圏の物件80%超を掲げている私募リートを不動産鑑定士が深掘り
こんにちは。不動産鑑定士の上銘です。 今回のテーマは、福岡特化の私募リート「FJプライベートリート投資法人」。 私募リートの中でも、福岡都市圏への集中投資を明言していることは珍しいため、鑑定評価の現場でも注目度が高まっています。 残念な点は、... -
【解説】家賃の不動産鑑定│家賃の改定は新規賃料と現行賃料の差が重要、差額配分法について
不動産の鑑定評価といえば、土地や建物の価格を求めることが多いですが、実は「家賃(=賃料)」の鑑定も重要な業務の一つです。 特にオフィスビルやマンションなど、長期の賃貸借契約が前提となる不動産では、賃料の改定(=家賃交渉)の場面で、公平な家賃と... -
【解説】地価で見る広島県│県全体で地価が上昇。JR広島駅やJR福山駅周辺では再開発が進み、期待感が高まる(R7地価公示)
広島県の地価は4年連続で上昇。背景にあるのは再開発と利便性の向上 令和7年の地価公示において、広島県は住宅地・商業地ともに4年連続で地価が上昇しました。 特にJR広島駅やJR福山駅の周辺では再開発が着実に進み、それに伴って地域全体の期待感が高まっ... -
【解説】地価で見る沖縄県の住宅地│県全体で地価が好調。那覇市の住宅需要が周辺に波及。富裕層の別荘需要も堅調(R7地価公示)
令和7年地価公示において、沖縄県の住宅地の地価は全体として大きく上昇しました。 県平均で前年の+5.5%から+7.3%へと上昇幅をさらに拡大しており、全国的に見ても注目度の高い動きとなっています。 全21市町村すべてで住宅地が上昇したことは、県全体の... -
【解説】地価で見る鹿児島県の住宅地│県全体では地価は下落傾向。鹿児島市はセンテラス天文館などの再開発により地価上昇(R7地価公示)
鹿児島県全体の住宅地地価は、依然として下落傾向にあります。 前年(令和6年)の平均変動率は▲0.6%でしたが、今年(令和7年)は▲0.5%と、やや下落幅は縮小したものの、全体としては減少傾向が続いています。 もっとも、県内には一部で上昇を示している... -
【解説】地価で見る長崎県の住宅地│長崎市内は平坦地が人気。西九州新幹線の開業で大村市の地価が好調(R7地価公示)
長崎県の令和7年地価公示における住宅地の地価動向は、県全体として穏やかながらも堅調な上昇基調(+1.1%)を示しており、都市部を中心に需要の回復と新たな投資需要が見られています。 特に、西九州新幹線の開業によって交通利便性が飛躍的に向上した大... -
【解説】地価で見る熊本県の住宅地│令和7年も地価好調。熊本市内のほか、TSMC進出により合志市、大津町、菊陽町に期待感あり(R7地価公示)
令和7年地価公示において、熊本県の住宅地は8年連続で上昇し、前年+2.5%からさらに上昇幅を広げ、+3.1%の上昇率を記録しました。 全国的にも注目される台湾の半導体大手TSMCの進出を背景に、特に菊陽町・大津町・合志市といった熊本市北東部のエリアでは大...