不動産鑑定の実務– category –
-
【検証】賃料交渉に相場はある?│オーナー目線では固定資産税の上昇で苦境が続く。
不動産の賃貸借において、賃料はオーナーと賃借人の間で取り決められる重要な要素です。 一度決まった賃料も、経済情勢や周辺環境の変化などにより、その妥当性が揺らぐことがあります。 その際に行われるのが賃料交渉ですが「賃料交渉に相場(やり方)は... -
【事例紹介】不動産を取得・譲渡した時の土地建物の按分について│不動産鑑定による按分が支持された事案
こんにちは、不動産鑑定士の上銘です。 今回は、不動産を取得・譲渡した際に避けて通れない「土地と建物の価格の内訳」について、実務事例を交えながら整理していきたいと思います。 このテーマは、不動産会社の方、宅地建物取引士、税理士の方から数多くご... -
【調査】福岡県全域の農地・林地の価格(2024年度)│農地・林地は宅地化要素の有無で価格水準が変わります
こんにちは、不動産鑑定士の上銘です。 この記事では、2024年度の福岡県全域における農地・林地の価格動向を書いていきます。 特に、一般には情報が出回りにくい農地・林地の価格相場について、国土交通省の信頼できるデータをもとに読み解いていきます。 ... -
【解説】家賃の不動産鑑定│家賃の改定は新規賃料と現行賃料の差が重要、差額配分法について
不動産の鑑定評価といえば、土地や建物の価格を求めることが多いですが、実は「家賃(=賃料)」の鑑定も重要な業務の一つです。 特にオフィスビルやマンションなど、長期の賃貸借契約が前提となる不動産では、賃料の改定(=家賃交渉)の場面で、公平な家賃と... -
【解説】原価法ってどんな手法?②│不動産の価値を“コストアプローチ”で判定する方法
この記事は、下記の後編となります。 こんにちは。不動産鑑定士の上銘です。今回は原価法の後編として、実際の評価ケースを用いながら、どのように再調達原価と減価修正を行い、積算価格を求めていくのかを解説していきます。 前編では、「再調達原価を求... -
【解説】原価法ってどんな手法?①│不動産の価値を“コストアプローチ”で判定する方法
こんにちは。不動産鑑定士の上銘です。 今回は「原価法」と呼ばれる不動産の評価手法について、大学生の方や士業の方にも伝わるよう、できるだけわかりやすくお話ししていきます。 キーワードとして「コストアプローチ」「再調達価格」「減価修正」に着目... -
【講義実例】不動産の証券化の基本と仕組み│実例を交えて不動産鑑定士が解説②
こんにちは、不動産鑑定士の上銘です。今回は大学向け講義の後半部分となります。 →前半は「不動産の証券化の基本」や「J-REITってどんな仕組み?」といったお話をしました。 価値って誰が決めてるの? 証券化された不動産って、要するに「たくさんの人が... -
【講義実例】不動産の証券化の基本と仕組み│実例を交えて不動産鑑定士が解説①
こんにちは、不動産鑑定士の上銘です。 2024年末、所属している福岡県不動産鑑定士協会の「大学向け寄附講座」を実際に担当してきました。 私は不動産アセットマネジメント会社での実務経験があるので、「不動産の証券化」の講義を任せていただきました。 ... -
【解説】不動産鑑定の実務 #02 役所調査│実際の調べ方と役調が大事な理由
不動産鑑定の実務に携わり早10年。実務上、気を付けていることを書いていきます。 不動産の役所調査が重要な理由 「不動産鑑定」の大きな流れとしては、依頼のあった不動産について、資料を貰い、現地調査と役所での調査を行い、価格の計算を進めていきま... -
【解説】不動産鑑定の実務 #01 対象不動産の確定│隣地登記簿は必ず取るべし
不動産鑑定の実務に携わり11年目になります。私なりに実務上注意している点をご紹介いたします。 まず不動産鑑定というと「価格を計算する仕事?」とよく言われます。もちろん、それは間違いではありません。 ただ、実務ではその前段階の「そもそも対象と...
1