代表不動産鑑定士の活動実績を更新しました >

【底地】事業用定期借地権の底地を不動産鑑定|地代水準が反映され、底地価格は更地価格とほぼ同水準に(千葉県内・商業地)

Case 04  /  Leased Land

店舗が建つ事業用定期借地権の底地について、売買の参考とするため、その価格を知りたいという法人様からのご依頼です。底地の価値を大きく左右する地代の水準に着目し、地代収入にもとづく収益還元法で価格を不動産鑑定で求めました。

所在地千葉県内
土地商業地の底地(約6,000㎡)。借地人の店舗が建っている
契約事業用定期借地権・期間30年(残り約13年)
地代の水準更地価格から計算した適正な地代を、少し上回る水準
依頼者法人
目的底地の売買の参考(金融機関への提示を含む)
結果底地価格は更地価格とほぼ同水準
成果品不動産鑑定評価書(底地)
目次

ご相談の内容

借地人の店舗が建つ底地について、売買を考えるにあたり、いくらが妥当かを知りたいというご相談でした。

底地は、自分で使うことができない代わりに、契約期間中は地代を受け取れる不動産です。そのため価格は、土地そのものの価値だけでなく、地代がどれだけ入るかで大きく変わります。

不動産鑑定の進め方

底地や借地権の取引事例は、似た条件のものがほとんど集まりません。そこで、次の2つの手法で価格を求めました。

手法考え方扱い
収益還元法契約期間中に受け取る地代と、契約が終わったあとの土地の価値を、今の価値に割り戻して求める。インウッド式とDCF法を使った標準
底地割合法更地価格に、路線価などを参考にした底地割合を掛けて求める参考

事業用定期借地の地代は事例が限られるため、J-REITが公表している底地の地代事例など、範囲を広げて集めました。そのうえで、対象の地代が市場の水準から見て適正かを確かめています。

結果

底地価格≒更地価格

地代は、更地価格から計算した適正な地代を少し上回る水準でした。将来、地代が減額されるリスクも考えたうえで、地代収入にもとづく収益価格は、更地価格とほぼ同じ水準となりました。底地割合法で求めた価格(更地価格の6割)とは、開きがあります。この事例では、地代収入の安定性を重視する買い手の目線に立ち、収益還元法による価格を標準としました。

製本された不動産鑑定評価書のサンプル
不動産鑑定評価書の表紙サンプル

Deliverables

売買と融資の場に、
そのまま出せる一冊。

この事例でお渡ししたのは、不動産鑑定士が署名した底地の不動産鑑定評価書です。売買の相手方や金融機関にも、そのままお示しいただけます。

担当不動産鑑定士のコメント

不動産鑑定士 上銘 隆佑

上銘 隆佑RYUSUKE JOUMEI / 不動産鑑定士

底地の価格は、地代で大きく変わります。路線価の底地割合で考えると更地価格の6割ほどですが、地代の水準によっては、この事例のように更地価格に近い水準になることもあります。底地の売買では、地代と契約の残りの期間が重要になります。

ご挨拶・経歴はこちら

よくある質問

底地の価格は、地代によって変わりますか?

大きく変わります。底地の持ち主が受け取るのは、契約期間中の地代と、契約が終わったあとの土地です。地代が高ければ底地の価値は上がり、安ければ下がります。この事例では、底地価格が更地価格とほぼ同じ水準になりました。

路線価の底地割合で、底地の価格を決めてもよいですか?

路線価の借地権割合・底地割合は広く知られた目安ですが、地代の水準や契約の残りの期間は反映されません。売買の参考にするなら、地代にもとづく収益還元法で求めた価格を確かめることをおすすめします。

事業用定期借地権の底地は、どのような人が買うのですか?

契約期間中の地代収入と、契約が終わったときの土地の価値をもとに、投資としての採算を重視する事業会社や不動産会社などが中心です。

借地・底地の評価、
まずはご相談ください。

地主様・借地人様のどちらからでもお受けします。初回のご相談とお見積りは無料です。

守秘義務のため、事例の内容は一部を抽象化・変更して掲載しています。評価実例の一覧

目次