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【家賃改定】約25年据え置きの郊外店舗一棟の家賃を不動産鑑定|継続家賃は現行の約2.0倍(福岡都市圏)

Case 14  /  Rent Revision

福岡都市圏の郊外ロードサイドにある店舗を、法人のテナントに一棟で貸している法人オーナー様からのご依頼です。

約25年据え置かれていた家賃について、不動産鑑定士が継続家賃を鑑定評価しました。鑑定評価書は、賃借人との家賃改定の協議資料としてお渡ししました。

所在地福岡都市圏(郊外の路線商業地)
建物築30年以上の2階建て店舗(一棟貸し)
対象店舗(300㎡超)
契約普通建物賃貸借。家賃は2001年の契約から約25年間据え置き。
依頼者貸主(法人)
関与者弁護士(関与予定)
目的家賃改定の根拠資料
結果継続家賃は現行家賃の約2.0倍
成果品不動産鑑定評価書(継続家賃)
目次

ご相談の内容

依頼者様は、保有する店舗を、2001年から同じ法人のテナントに一棟で貸していました。

この間、周辺の地価は大きく上がり、建築費や物価も上昇しています。一方で家賃は契約当初の水準から上がっておらず、近隣で新たに店舗を借りる場合の家賃と比べて、大きく低い水準になっていました。

そこで、弁護士と連携してテナントとの家賃改定の協議を進めるにあたり、相手方にも示せる根拠として、不動産鑑定士による鑑定評価をご依頼いただきました。

不動産鑑定の進め方

続いている契約の家賃を改定するときに求めるのは「継続家賃」です。この事例では、3つの手法で家賃を求め、比べて決めました。

手法考え方現行家賃との比
差額配分法今の市場で新たに貸す場合の家賃(新規賃料)と現行家賃との差を求め、その半分を現行家賃に加える。約2.0倍
利回り法前回合意時の利回りを、今の土地・建物の価格に当てはめて求める。約1.6倍
スライド法前回合意時の家賃に、地価・物価・建築費・賃料水準などの変動率を掛けて求める。約2.0倍

新規賃料は、近隣の店舗の賃貸事例をもとにした賃貸事例比較法を重視し、土地・建物の価格をもとにした積算法を関連付けて求め、現行家賃の約2.9倍でした。

差額配分法では、前回の合意から契約条件が変わっていないことを踏まえ、貸主・借主の衡平の観点から折半としました。

なお、似た店舗の家賃改定の事例は集まらなかったため、継続家賃の賃貸事例比較法は使っていません。

結果

現行家賃の約2.0倍

3つの手法の結果を比べ、市場の家賃との差を縮める働きが強い差額配分法と、経済情勢の変化を客観的に反映するスライド法を重視しました。利回り法は、不動産価格が大きく動いた時期には家賃の特性が反映されにくいため、参考にとどめています。
その結果、適正な継続家賃は現行家賃の約2.0倍となりました。
この事例では、現行家賃が周辺の相場と比べて特に低い水準だったため、改定率が約2.0倍と大きくなりました。それでも新規賃料(約2.9倍)までは引き上げず、過去の合意を尊重した水準です。

鑑定評価書は、賃借人との家賃改定の協議資料としてお渡ししました。協議がまとまらない場合は、調停や訴訟の資料としてもそのままお使いいただけます。

製本された不動産鑑定評価書のサンプル
不動産鑑定評価書の表紙サンプル

Deliverables

四半世紀分のずれを、
説明できる根拠に。

この事例でお渡ししたのは、不動産鑑定評価基準に則った継続家賃の鑑定評価書です。賃借人や弁護士、税理士、金融機関などにもお示しいただけます。

担当不動産鑑定士のコメント

不動産鑑定士 上銘 隆佑

上銘 隆佑RYUSUKE JOUMEI / 不動産鑑定士

20年以上家賃が据え置かれていると、新規賃料との差は大きく開きます。ただ、差をそのまま埋めるのではなく、過去の合意を尊重しながら、経済情勢の変化を踏まえた水準を求めるのが継続家賃です。この事例では、差額配分法とスライド法の結果がほぼ一致したことが、結論の説得力につながりました。

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よくある質問

家賃が2倍になることもあるのですか?

現行家賃が相場と比べて特に低く、その間に地価や物価が大きく上がった場合は、継続家賃が現行家賃の2倍前後になることもあります。この事例では約25年据え置かれ、新規賃料は現行家賃の約2.9倍まで開いていました。

郊外のロードサイド店舗でも、鑑定できますか?

できます。福岡市内に限らず、福岡都市圏の郊外の店舗でも、周辺の賃貸事例や地価の動きを調べて継続家賃を評価します。

利回り法を参考にとどめたのはなぜですか?

利回り法は、前回合意時の利回りを今の不動産価格に当てはめるため、地価が大きく上がった時期には家賃がそのまま連動しやすく、家賃の「遅行性」という特性が反映されにくいためです。

福岡の家賃改定、
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家主様・借主様のどちらからでもお受けします。初回のご相談とお見積りは無料です。

守秘義務のため、事例の内容は一部を抽象化・変更して掲載しています。評価実例の一覧

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