代表不動産鑑定士の活動実績を更新しました >

御所ケ谷の基準地価。薬院大通エリアのブランド力と七隈線延伸効果か。R8基準地価を不動産鑑定士が定点観測します。

活動写真

【執筆・監修】
不動産鑑定士 上銘 隆佑
上銘不動産鑑定士事務所 代表

活動写真

【執筆・監修】
不動産鑑定士 上銘 隆佑
上銘不動産鑑定士事務所 代表

目次

福岡市住宅地価格 3位「御所ケ谷(福岡中央-8)」に見る資産価値

福岡市内の住宅地地価は、平均変動率が+5.5%と上昇傾向を維持しています。

この市況下において、市内住宅地第3位の価格水準(625,000円/㎡)を誇り、かつ+4.2%という上昇を見せた注目エリアが「御所ケ谷(福岡中央-8)」です。

ちなみに御所ケ谷は「ごしょがだに」と読みます。

https://tokyokante.sakura.ne.jp/より

市平均と梅光園2丁目(福岡中央-9)の比較

福岡市地価ランキング
筆者作成
区分地価(円/㎡)対前年変動率市況のポジション
福岡市 住宅地平均230,800円/㎡+5.5%堅調な上昇傾向。実需と再開発波及で全域が押し上げ
御所ケ谷625,000円/㎡+4.1%県内住宅地価格3位。高額地帯でありながら上昇

旧来からの高級住宅地でありながら地価上昇が続いています。

御所ケ谷エリアは薬院大通に位置する閑静な高級住宅地です。富裕層に人気の「浄水通り」にも近いです。

マンションが特に需要のある立地で、いずれも億を超える高価格帯です!

建築費の上昇により、土地価格が下がるのではないかとの見方もありましたが、結果的には売価に転嫁できており、土地価格はさらなる上昇を続けています。

価格上昇を牽引する3つの背景

  • ブランド性の高い邸宅街:隣接する「浄水通」「桜坂」「平尾」と並び、古くから福岡市中心部の格式高い高級住宅地として定着しているエリアです。
  • 高い交通利便性:地下鉄七隈線「桜坂駅」および「薬院大通駅」が徒歩圏内に位置します。七隈線の博多駅延伸以降、天神・博多双方へのダイレクトアクセスが可能となり、職住近接ニーズを取り込んでいます。
  • 住環境と教育環境:南公園や福岡市動植物園の緑に近接し、閑静な住環境が保たれています。文教地区としても評価が高く、ファミリー層および富裕層の定住選好度が極めて高い地域です。

市全体の底堅い上昇トレンドの中で、依然として高級住宅地の人気が続いています。

不動産鑑定士として思うところ

地価の形成過程は奥が深いです。

我々不動産鑑定士は、周辺土地の取引事例を調査・まとめており、この取引実績により、基準地価を決定しています。

この基準地価が、路線価へ反映されて、固定資産税や相続税が決定されます。

コロナ前から、「地価はそろそろ下がるかも」の懸念の声が同業内でありましたが、結果的に大きく上昇を続けています。

不動産鑑定業界にもう15年近くおりますが、地価は生き物のように予測が難しく、だからこそ日頃から変動材料の収集が大事と感じます。

変動材料を収集しておけば、不動産の「価格」や「賃料」の動きを追いやすくなり、不動産鑑定評価書の説得力向上に繋がります!


以上です。お読みいただき、ありがとうございました。

この記事の執筆者

活動写真

不動産鑑定士 上銘 隆佑
Ryusuke Joumei

上銘不動産鑑定士事務所 代表。
大和不動産鑑定株式会社 東京本社に2014年に入社後、2019年に不動産鑑定士登録(第10401号)。国内系不動産アセットマネジメント会社への出向を経て、大和不動産鑑定株式会社九州支社へ赴任。2024年に同社を退職し、上銘不動産鑑定士事務所を開所。
適正家賃、関係者間売買、証券化対象不動産、銀行の担保不動産、公有地の売買に係る不動産鑑定評価を中心に、不動産鑑定評価に携わる。
不動産鑑定業 福岡県知事 第(1)-347号

info@jkantei-office.com
お問い合わせはこちらから >

目次